November 9, 2025

マインドセットを書き換えて異世界ファンタジーを楽しむ

Netflixで「ハズレ枠の【状態異常スキル】で最強になった俺がすべてを蹂躙するまで」を見ていて「いや、その設定はおかしい」と思ったことを、マインドセットを書き換える練習台にしてみた。

「ハズレ枠の【状態異常スキル】で最強になった俺がすべてを蹂躙するまで」

ストーリー

現実世界の高校生達が世界を救う勇者として異世界に召喚される、という「小説家になろう」で連載されているラノベが原作のアニメで、その世界にはモンスターや魔法が存在する。

盾の勇者の成り上がり」みたいに、人を貶めたり、暴力を振るったり、殺すことすらなんとも思わないクズキャラが序盤から多数登場して精神を削られるけど、復讐を果たしてくれると期待している。

非生物や非生命体にも麻痺や毒が効く世界

それはさておき、一般的なファンタジー作品では、動く石像である非生物のガーゴイルや、白骨化した生物の骨である非生命体のスケルトンには、パラライズ(麻痺)やポイズン(毒)などの状態異常のデバフは無効とされている。
現実世界の麻痺は神経や筋肉に作用するし、毒は血液や臓器、細胞に作用するから、多くのゲームやアニメのファンタジー作品ではガーゴイルやスケルトンには効かないという設定があるけど…

第2話の廃棄遺跡で、ドラゴンゾンビに効いていたのは見返して気づいた。
第4話のミルズ遺跡の石像は、死に際にバラバラになって出血したように見えたから、ガーゴイルじゃない可能性もあったけど、字幕には石像って出てたからガーゴイルで、この辺りでちょっと違和感があった。
そして第5話ミルズ遺跡のスケルトンキングにまでパラライズとポイズンが効いて「いや、そんなはずがない…」と現実に引き戻されてしまった。

…のだけど、マインドセットの書き換えを試す良い機会と捉えることにした。

マインドセットを書き換えて楽しむ

「仮に この異世界の同系統の魔術と俺の状態異常スキルが全くの別物だとしたら…」

第1話 残り04:06

このセリフのお陰でマインドセットの書き換えがしやすかった。
そう、言葉や概念の異なる世界なのだから、現実世界の「麻痺」や「毒」に似ているからと無理やり翻訳したのかもしれないし、主人公の三森灯河のセリフにもあるとおり、異世界の同系統の魔術とも似て非なるものである可能性が高い。

三森灯河のスキルはこういうものなのでは?とマインドセットを書き換えたら楽しめたし、パラライズやポイズンを再解釈する過程自体も楽しかった。

  • パラライズ(麻痺)
    • 肉体を持ち神経や筋肉などが存在する生物には一般的な麻痺として作用する
    • それらを持たない非生物や非生命体に対しては、行動の根源となる何らかのエネルギー(魔素ってことかな?)の流れを止めたり乱したりして行動の自由を奪う
  • ポイズン(毒)
    • 肉体を持ち血液や細胞などが存在する生物には一般的な毒として作用する
    • 非生物や非生命体にたいしては、魔素に対してゼロになるまでスリップダメージを与え続ける
    • ゼロになれば行動を停止して構成要素(体)が崩壊する、つまり生物で言うところの死を迎える

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