サーバーを監視して「サーバーの応答がない」とか「ディスクを食い潰しそうだ」みたいな時に設定する通知のメールだったりSlackだったり。
それを「アラーム」と呼ぶのか「アラート」と呼ぶのか、どちらも呼ぶ気がして違いを調べてみた。
まずは辞書を引いてみる。
alarm
警報、非常報知、警報器、警鐘、警報装置、アラーム、(危険に突然気づいて生じる)不安、恐慌
alert
油断のない、注意を払っている、(いつでもすぐ必要な行動がとれるように)油断なく、警戒して、機敏な、敏捷(びんしよう)な、きびきびして、てきぱきして
うーん、どっちなのか分からん。
ググってみたけど、いまいちピンとこない。
個人的見解
使われ方から自分なりに考えてみた結果、
- アラームとは、発生してしまった「何か」に対処する行動を促すものと理解した。
- an alarm clock(目覚まし時計)
- 時間だ!
→起きろ
- 時間だ!
- a burglar alarm(防犯ブザー)
- コンビニ強盗だ!
→通報しよう
- コンビニ強盗だ!
- an intruder/a security alarm(侵入者/防犯アラーム)
- 侵入者だ!
→警備員は駆けつけろ
- 侵入者だ!
- a fire/smoke alarm(火災・煙害警報器)
- 火事だ!
→避難して消防署へ連絡しよう
- 火事だ!
- a car alarm(車の警報器)
- 車内の貴重品か車そのものが盗まれそうだ!
→通報か?バットを持って飛び出すか?
- 車内の貴重品か車そのものが盗まれそうだ!
- a baby alarm(ベビーアラーム)
- 赤ちゃんが目を覚まして泣いている!
→ミルクか?あやすか?
- 赤ちゃんが目を覚まして泣いている!
- an alarm clock(目覚まし時計)
- アラートとは、発生しそうな「何か」を警戒し備える行動を促すものと理解した。
- 熱中症警戒アラート
- 熱中症の危険性が極めて高い危険な暑さ
→屋外を避ける、水分補給する、エアコンをつける等
- 熱中症の危険性が極めて高い危険な暑さ
- Lアラート(Local Alert)(災害情報共有システム)
- 土砂災害や河川洪水の恐れがある
→避難所を確認する、早期に避難する
- 土砂災害や河川洪水の恐れがある
- Jアラート(全国瞬時警報システム)
- 飛翔体が発射され着弾の可能性がある
→屋内へ避難する - 地震により津波発生の可能性がある
→高台へ避難する
- 飛翔体が発射され着弾の可能性がある
- 熱中症警戒アラート
サーバーの応答が無いから直ちに対処しろ、という時に出すのがアラーム。
ディスクの使用量が7割を超えたから、このまま食い潰してしまうのか一時的なものなのか確認しろ、という時に出すのがアラート、と解釈しておこう。
ミーアキャットの場合は「捕食者が近づいて来たぞ!襲われないように気を付けろ!」だから、アラートだと思う。