April 29, 2024

『薬屋のひとりごと』おしろいは毒…なの?

薬屋のひとりごと』の第1期エピソード1で、猫猫の忠告にしたがって鈴麗の命を取り留めた玉葉妃が忠告を読み上げたこんなセリフがあった。

玉葉妃「“おしろいは どく 赤子に ふれさすな” 無知は罪ですね」

猫猫のセリフでも

猫猫「おしろいに含まれる毒に体をむしばまれ 命を落としました」

とある。

そう言えば『異世界薬局で』も、おしろいの毒について言及していたシーンがあったなと見返してみたら、第1期エピソード5にこんなセリフがあった。

ブリュノ「化粧品を扱うなら白粉(はくふん)だけは売るな」
ブリュノ「白粉を熱心に はたく婦人ほど早死にする傾向がある」

ファルマ「昔の白粉には鉛白(えんぱく)や塩化第一水銀といった有害な重金属原料が含まれていたという」
ファルマ「粉を口から吸い込むことでも吸収されてしまうから注意が必要だ」

エレオノール「鉛白と水銀の何がいけないの?」
ファルマ「人体に多く吸収されると神経や腎臓に障害が出る恐れがあるんだ」

どちらの作品も架空世界が舞台だけど、Wikipediaの『おしろい』には

日本では、7世紀ごろに中国から「はらや」(塩化水銀(I))、「はふに」(鉛白)という白粉がもたらされ、

とあるから、やはり薬屋のひとりごとの白粉に含まれる毒は鉛白塩化第一水銀なのでしょう。

鉛中毒水銀中毒のページにその症状が書いてあるけど、医学と科学技術がそれなりに発達した現代に生まれて良かったとつくづく思う。

作品

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