
不義理や面目のないことがあって、その人の家へ行きにくい。
敷居が高い(シキイガタカイ)とは? 意味や使い方 - コトバンク
「敷居が高い」の本来の意味は上記のとおり。
まだ返せていない多額の借金がある恩人の家とか、「出ていけ!二度と家の敷居を跨ぐな!」などと言われて勘当同然で追い出された実家とかの敷居が、物理的な高さではなく心理的な高さが感じられて行きにくい、その人に会うのが憚られる、と。
本来の意味とは異なるけど、以下のような使い方も広く見られる。
- 「あのレストランは高級過ぎて敷居が高い」
- 「格式高い老舗料亭は敷居が高い」
- 「プログラミングは難しそうで敷居が高い」
これらは誤用と言われるけれど、この「敷居」は「心理的な障壁」の意味なので、上記もあながち誤用と切り捨てられない気がしている。
誤用が一般化し市民権を得たとしても、本来の意味を知っていると使用を躊躇うこともある。
そんな時に「敷居が高い」を言い換えるならこの辺りかな。
- ハードルが高い
- 心理的ハードルが高い
- 気後れする
- 躊躇する
- 二の足を踏む
- 腰が引ける
- 尻込みする
- 難易度が高い